8月のある日、「池にイシガメの赤ちゃんが増えてます。」とスタッフから報告が!
「撮れたら写真撮っておいてね」と言いつつ私も池をよく見るようにしていましたが、数日かけても見つけられません。赤ちゃんの大きさは甲羅が500円玉ぐらいで小さいのです。また猫やカラスにも食べられてしまう弱い存在なので、物音や人影が動くとすぐに隠れてしまうのです。以前卵から孵えした時は、水槽で飼ってエサも手で与えたりしていたので比較的人には慣れていましたが、今回は知らぬ間に、自然に生んで自然に孵ったので、まだ人には全く慣れていないと思われます。
でも5日目ぐらいにやっと2匹見つけてカメラに収めました。
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2枚目は、かなりズームしています。そしてもう1匹は
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やはり、こういうスキマや影に入り込んで隠れています。イシガメは他の水生のカメの中でも陸にいることが多く、この子たちを産んだ母親は、冬眠の時以外はほとんどブロックや植木鉢の陰に隠れています。
子ガメは水の中をすいすい泳ぐのも好きですが、甲羅干しも大好きです。
ただ、まだあまりにベビーなので隠れていることが多いんだと思います。
右の六角形は、エアーのブクブクで水槽の水を浄化するフィルターでそんなに大きなサイズではないので、子ガメの小ささがわかると思います。
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親子水入らずの写真です。手前が母、次が父、奥がベビーです。
母は近畿地方で採集され、多分10歳ぐらいだそうです。父はイシガメの保全活動をされている東京の獣医、星野浩子先生からベビーや卵の状態でいただいたオスの4匹のうちの1匹です。(だから、父は他のオスかもしれません)
オスは3歳から4歳で、メスとはかなり体格も違うし、まだ子どもだろうと、卵を産卵する土の場所もまだ作っていなかったのですが、オスはそのぐらいの大きさで生殖能力があるそうです。後日調べたら植木鉢の中の土がえぐれていたので、その中に産んだようです。
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11月に入り寒くなってきたので、ベビーたちは室内の加温した水槽で飼うことに。
体力のないまま冬眠するとそのまま目覚めないことがあるようです。
ただ、隠れるのが上手で、まだ池や周辺に隠れている子もいるので早く見つけてやらないと!
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