イシガメの飼育

1階の中庭に池があり、イシガメが5匹います。

自然環境では、繫殖力の強いミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)が増えて、イシガメの純血種はかなり数が減っているそうです。

イシガメの保全活動をされている東京の獣医さんから幼体や卵を頂いて、3年前から水槽で飼育し、昨年から池で冬眠させて一年中池で育てています。子どもたちも廊下から観察したり、エサを与えたりしています。

上の写真の4匹は全員オスです。イシガメの性別は卵の温度、周りの気温で決まります。ある温度より低いとオス、高いとメスになります。自然界では温暖化の影響でメスが多いようです。オスが大きくなれば繁殖ができるように手に入れたのが、下の大きなメスです。

池は半分ほどは日が当たり、半分は日陰です。夏場は水温も高いので、植木の影や、小さなオスはコンクリートブロックの穴の中とかで過ごすことが多いようです。

以前は、人工芝のスロープから上陸してエサを食べたり、日向ぼっこしたりしていましたが、最近は直接よじ登って上陸できるようになってきました。

左側に見える水色のたらいには、ミドリガメが一匹づつ入ってます。3歳児の保育室で飼っていた小さなミドリガメは現在23歳。大きくて池に放すと、金魚など食べてしまうので、隔離しています。

メスは推定10歳以上なので、まだまだ体格差があります。